
AI画像生成で思い通りの一枚を作るための「1girl」解剖図シリーズ。
「Vol.1 首から上(顔)」「Vol.2 首から下(服装・ポーズ)」とキャラクター自身の造形を作り込んできましたが、今回はいよいよ「背景・世界観・構図・雰囲気強化」完成編です!
どんなに魅力的なキャラクターでも、背景が真っ白だったり、雰囲気が合っていなかったりすると「ただの立ち絵」で終わってしまいます。彼女がどんな世界で生き、どんな空気をまとっているのか。イラスト全体を「一枚の芸術作品」に昇華させるためのプロンプトガイドをお届けします。
🔰 初心者編:「いつ・どこで」を決める基本の舞台設定
初心者の方は、まず「時間」と「場所」をセットで指定する癖をつけましょう。これだけで、AIは自動的にそれに合った光や色味を計算してくれます。
1. 時間帯と天気(Time & Weather)
イラストの「温度感」を決定づける重要な要素です。
- 時間:
day(昼),night(夜),sunset(夕焼け・エモい雰囲気に),golden hour(マジックアワー・劇的な光) - 天気:
sunny(晴れ),rain(雨・しっとりした雰囲気に),snow(雪)
2. 場所・ロケーション(Location)
キャラクターがいる舞台を指定します。まずは「屋内か屋外か」をはっきりさせるのがコツです。
- 基本の空間:
indoor(屋内),outdoor(屋外) - 屋内:
classroom(教室),cafe(カフェ),library(図書館),window(窓際:光の演出が加わり、一気にドラマチックになります) - 屋外:
forest(森),cityscape(街並み),ruins(廃墟)
3. ベースの世界観(Base Theme)
これを入れるだけで、背景だけでなくキャラクターの服装の細部まで、その世界観に引っ張ってくれる強力なワードです。
fantasy(ファンタジー:魔法や剣の世界)cyberpunk(サイバーパンク:ネオンと機械の近未来)post-apocalyptic(ポストアポカリプス:荒廃した終末世界)girly/kawaii(ガーリー:パステルカラーやリボン、可愛らしい小物に囲まれた世界)modern/contemporary(モダン:現代的で洗練された、都会的な雰囲気)steampunk(スチームパンク:蒸気機関と歯車のレトロフューチャー)
🚀 中級者編:画面の「空気感」を操るエフェクトとディテール
中級者の方は、単なる「場所」の指定から一歩進んで、その空間に漂う「空気」や「光の粒」を言語化して追加してみましょう。画面の情報量が跳ね上がり、一気にプロのイラストレーターが描いたようなリッチな画面になります。
1. 空間を彩るパーティクル(Particles)
キャラクターの周りに何かを舞わせることで、画面の「隙間」が埋まり、華やかさや躍動感が出ます。
falling cherry blossoms(舞い散る桜)floating light particles(漂う光の粒)magic circle(魔法陣:ファンタジーの演出に最適)runes(ルーン文字:神秘的な雰囲気を底上げ)dust/sparks(砂埃や火花:戦闘シーンの迫力アップ)
2. 空気を感じさせる環境効果(Atmospheric Effects)
光の筋や霧などを加えることで、空間の「奥行き」と「湿度」を表現します。
heavy fog(深い霧:ミステリアスな雰囲気に)god rays/crepuscular rays(天使の梯子/木漏れ日の光の筋:窓や木立から差し込む光に最適)lens flare(レンズフレア:カメラのレンズに光が反射したような効果)
3. 建築様式とディテール(Architecture Details)
ただの「街」や「部屋」ではなく、様式を指定することで背景の説得力が増します。
gothic architecture(ゴシック建築:重厚でダークな雰囲気に)neon signs(ネオンサイン:サイバーパンクの定番)intricate background(緻密な背景:AIに背景の描き込みをサボらせない魔法の言葉)
4. 感情を揺さぶる「雰囲気」のタグ(Vibe & Mood)
イラスト全体が放つ「ムード」を指定します。色調やコントラストに影響を与え、見る人の心に訴えかけます。
nostalgic(ノスタルジック:どこか懐かしく温かい雰囲気)serene(静謐:静かで心洗われるような穏やかな空気感)vibrant(生命力あふれる:色彩が鮮やかでエネルギッシュな雰囲気)ethereal(神秘的:この世のものとは思えない儚く美しい空気感)melancholy(哀愁:憂鬱で切ない雰囲気)
✨ 仕上げ編:イラスト全体の「画角」「画風」「品質」を決める魔法
最後に、生成される画像の「見せ方(画角)」や「タッチ(画風)」、そして「全体的なクオリティ」を底上げするための必須タグを紹介します。
1. 画角と構図(Camera Angle & Composition)
カメラの距離や角度を指定することで、キャラクターの「見え方」をコントロールします。
close-up(接写:表情を強調したいときに)full body(全身:服装や立ち姿をすべて見せたいときに)low angle/from below(あおり:被写体を大きく、迫力満点に見せる)high angle/from above(俯瞰:キャラクターが置かれた状況や可愛らしさを強調する)wide shot(広角:背景の広がりを含めて描写する)fisheye lens(魚眼レンズ:パースを強く歪ませ、独特なインパクトを与える)
2. アートスタイル(Art Style)
AIに「どんな画材・手法で描くか」を指示します。
anime screencap(アニメのキャプチャ画像風)watercolor(水彩画風)oil painting(油絵風)line art(ラインアート:塗りがない線画のみのスタイル)pencil sketch(鉛筆スケッチ:手描きの温かみ)flat color(フラットカラー:ポップでモダンな仕上がりに)
3. クオリティタグ(Quality Tags)
「高画質で綺麗な絵を出してね」というAIへのおまじないです。
masterpiece,best quality,ultra-high resolution(定番の高品質指定)highly detailed(非常に緻密な描き込み)very aesthetic(視覚的な美しさを強調)absurdres(超高解像度・描き込み密度を極限まで高める)newest(最新のトレンドや洗練されたスタイルを反映)
💡 まとめ:すべてを掛け合わせて、究極の一枚を錬成しよう!
これまで3回にわたって解説してきた「顔」「体」「世界観」。
これらをパズルのように組み合わせることで、あなたの脳内にある理想のイメージに近い形でAIに描き出させることができます。
以下に、全3回の内容を総動員した、2つのプロンプト例をご紹介します。
1.荘厳な大魔導士

1girl, mature woman, silver hair, sharp eyes, (blue eyes:0.8), serious, (elaborate magic robe:1.2), clothing wrinkles, holding staff, jewelry, magic circle, runes, floating light particles, fantasy temple, indoor, god rays, dramatic lighting, masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres, newest, highly detailed
【解説】シルバーヘアで青い瞳の凛とした大人の女性が、魔法使いのローブを着て杖を持ち、古代の寺院で魔法を放とうとしている。魔法陣が浮かび上がり、光の筋が彼女をドラマティックに照らし出す。
2.エネルギッシュなパルクール

1girl, solo, teenager, vibrant smile, grin, open mouth, ponytail, brown hair, vivid hot pink tube top, denim short pants, baseball cap, vivid hot pink short boots, athletic, narrow waist, toned legs, (parkour:1.3), (mid-air jump:0.9), motion blur, dynamic action pose, dynamic low angle shot, dramatic upshot legs, looking back, legs foreshortened toward viewer from back, wide lens effect, perspective exaggeration BREAK urban rooftop parkour spot, safety rails, buildings in background, outdoor, summer atmosphere, sunny day, blue sky, cumulonimbus cloud, backlight, depth of field, strong rim lighting, lens flare, sun rays, vibrant color palette, anime screencap, masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres, ultra-high resolution
【解説】晴れ渡る近代的な街並みの屋上を駆け抜ける少女。空中でダイナミックなポーズを決める。背景のボケと被写体ブレと構図が圧倒的な躍動感を生み、鮮やかな色合いと彼女の表情が明るい雰囲気を演出する。
プロンプトは言葉の魔法です。
初心者から中級者に向かうための解剖図(全3回)を参考に、あなただけの「最高の一枚」を錬成してみてください。









